ドコモがWindowsスマートフォン参入の影響と期待と

Windows Mobile OS端末の導入について(NTTドコモ報道発表
ケータイWatchMOBILE DAILY NEWS blog版

 最近はもうずっとauやウィルコムに押され気味のドコモだが、久々にこれは!と思えるニュースが流れてきた。

 NTTドコモがWindows Mobile 5.0を搭載した台湾HTC製携帯情報端末を2006年下期に発売するとのこと。W-CDMA/GSM/GPRS方式のデュアル端末、音声通話/テレビ電話/パケット通信対応、無線LAN対応、QWERTY配列キーボード搭載。各紙の情報を総合すると、iモードには対応せず、M1000よりも販売方法が法人向けに振られるような印象か。いわゆる『DoCoMo』ブランドではなく『メーカー』ブランドになるらしい。

 まぁ、zero3がキャリア各社が想定していた以上にニーズがあったことで、ドコモもWindowsスマートフォン路線に追従ということですね。M1000でカバーできると思われた案件がzero3の登場によりすべて持っていかれたという話も聞きますし、この路線はM1000でのカバーを諦め、1年遅れででもWindowsスマートフォンでリトライという腹づもりなんでしょう。

 ただね、相変わらずiモードに対応しない点は大きなマイナス。恐らくM1000のようにmopera Uを用いたプッシュ式のメール自動受信対応メールは利用できるようにしてくるとは思うけど、これだけに500円の上乗せではちょっとね。もっとも、さらに500円の追加でドコモ公衆無線LANサービスが定額利用できることを考えれば悪くはないのだが...いっそ、1000円でmopera Uメールは送受信定額とかでもやらないと、厳しいかな。まぁ、どっちにしても、FOMA1回線分の契約をしているのにiモードの豊富なリソースが使えない時点でかなり魅力減退なのだが...

 それと、一つ心配なのは、アプリを自由に追加できる仕様であるかどうか。Windows Mobileなんだからそんなのできて当たり前なわけだが、ドコモとしてはSkypeなんか入れられたらたまらないわけで...これはzero3の時も多少の危惧としてあったことだけど、ウィルコムの場合は元からウィルコム間通話定額なので、Skypeに対してさほどの驚異は無かったはず。しかし、ドコモの場合は...
 かつてのシグマリオンII/IIIのAirH"プロテクトではないが、Skypeだけ動かないようにするとか、あるいは追加ソフトは何らかの認証をとっていないと入れられないとか、そういう可能性はある。そういうのはホントにイヤすぎなんだけど、ドコモのモバイル端末はまさにそういう歴史を築いてきたわけで...

 ただし、ある面では期待も大きかったりする。例えば、昨年M1000が出たときに、ドコモは自社ISPを大幅にグレードアップ。主にM1000のためだけにmopera Uを立ち上げ、ドコモ公衆無線LANサービスにIEEE802.1x認証で自動ログインする『M1000コネクションマネージャー』などまで用意した。
 これと同様なこと、つまりWindows Mobile 5.0向けの各種ツールがHTC端末と登場と同時に整備されるのではないか。これらソフトはドコモ公衆無線LANサービスの利用促進につながり、敢えて機種制限はしないであろうから、zero3等でドコモ公衆無線LANサービスを使う環境も同時に整備されるのではないか。まだ先だけど、このあたりは多少期待を持っていたいと思う。

2006 01 24 [携帯電話・PHS] | 固定リンク

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コメント

Mzoneが、802.11a/gも始めますね。これと関係があるのでしょうか。

投稿者: HappyMan (Jan 24, 2006 11:39:47 PM)

HappyManさん
11a/g対応は、とっちかというとWindowsスマートフォンの件とは関係ないかと思います。どうせ、Windows Mobileではスループット出ませんから。
それよりは、アクセスポイントの調達コストに関する話でしょう。今となっては、11bのみ対応する機材をあえて調達するのと、11a/gに対応した機材を調達するのは、ほとんどコスト的に変わらないでしょうから。

投稿者: しげ (Jan 25, 2006 12:09:26 AM)

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