Yahoo!BBモバイル、いよいよ商用化か?

 ライブドアが屋外型公衆無線LANサービス『D-cubic』のスタートをアナウンスしてから、公衆無線LANサービス関連のニュースがかなり増えている。いろいろと『仕込み』が忙しくてフォローできていない状況なんだけど、順々に取り上げていきたい。まずは、Yahoo!BBモバイルの話題から。

公衆無線LANサービス「Yahoo! BBモバイル」の試験サービス終了について(公式リリース)

YahooBB001 2002年5月から行われていたYahoo!BBモバイルの試験サービスが10月2日に終了。せっかくLoginDAがYahoo!BBモバイルに対応してくださったばかりだというのに、ちょっとタイミングが悪いのだが...

 リリース文には、『今後も引き続き公衆無線LANサービスを提供していくため、当試験サービスの結果を検証した上で、新たな商用サービスを開始する予定です。』とあるので、無料の試験サービスからついに有料サービスへの移行が行われると考えるのが自然だ。だが、サービス名は変えてくるかもしれない。というか、ここでいったんYahoo!BBモバイルはリセットして、公衆無線LANのリソースを日本テレコム配下の『モバイルポイント』に集約という可能性も捨てがたい。

 根拠としては2つあって、一つは、本日付でリリースが出てきた『無線LAN倶楽部』の事実上の解体。無線LAN倶楽部というサービスがなくなってしまうと、モバイルポイント利用者がNTT系共用型スポット(東京メトロ、都営地下鉄、私鉄ターミナル駅など)にローミングする術がなくなってしまう。そうなると、モバイルポイントはJR東日本系のスポットのみしか残らず利用価値が大幅に落ちるので、いっそ辞めてしまうか、大規模なてこ入れ(例えば、現Yahoo!BBモバイルのスポットをすべてモバイルポイントに移行するとか)を行う必要に迫られるだろう。仮に、現Yahoo!BBモバイルのスポットをすべて統合すれば、マクドナルドの準備中のスポットを含めて3000~5000カ所くらいのエリアはすぐに確保できそうに思う。NTTグループの統合サービスが、2006年度中に全国に7000カ所という話なので、これなら新たに対等的なローミングを行うことも可能だろう。となれば、都市部中心に全国に1万件以上! 数的には悪くはない。

 もう一つは、家庭向けBBサービスの料金コース『無線LANパック』の存在。無線LANパック契約者には、Yahoo!BBモバイルを無料で提供する触れ込みで利用者を獲得してきたものの、今ではその利用者は数十~100万程度ともいわれている。これだけの数のユーザに無料で使わせるのは、設備投資の割にちょっともったいなくはないのか?という考えが浮かんでもおかしくない。信義には反するだろうが、無料といっていたのは『Yahoo!BBモバイル』であって『モバイルポイント』ではないから、サービス名称を変更。あり得る話だ。また、無線LAN機器の価格低下で、リース型な無線LANパック自体の魅力も下がってきており、ここいらで料金プランの整理統合、あるいは改変を行うなんてのもありそうな話。まぁ、既存の無線LANパック利用者には、モバイルポイントへの優待価格を用意し、無線LANパックの付加価格を値下げすれば、そう問題にもなるまい。

 ところで、興味深いのは、10月という日付。山手線内の8割をカバーして525円という『D-cubic』を意識しているのは間違いない。もし、ソフトバンクが対抗意識を燃やしまくって『D-cubic』並の料金で有料化してくるとすれば、D-cubic以上に有用なサービスになる可能性すらある。

 ん? D-cubicは山手線内の約8割を面でカバーするのだから、いくらスポット数が多くても店舗型スポットが多くてもそれらをすべてカバーしてしまうのではないのか? なら、D-cubicだけ契約すればいいのでは? ふつうはそう考えてしまうかもしれないが、屋外設置型のアクセスポイントをベースとしたサービスっていうのは、そんなに甘くはないのだ...(D-cubicの記事につづく)

2005 07 12 [無線乱斬] | 固定リンク

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