NTTグループ、無線LANスポットの共有化をアナウンス ~無線LAN倶楽部は12月にサービス終了~

公衆無線LAN基地局の効率的な構築、運用及び利用に関する合意について(公式リリース:NTTドコモNTT東日本NTT西日本NTT-BP

 あくまで『サービスの統合』ではなく『共有化』というのがポイント。無線LAN倶楽部は本年12月を目処にサービスを終了する(新規申込み受付は7月31日で終了)が、その他のドコモMzone【NTT西日本】フレッツ・スポット【NTT東日本】フレッツ・スポットの3サービスは今後も今まで通り継続する。要は、この3サービスの一部と現無線LANスポットの全部のアクセスポイントが、東京メトロやエキLANスポットのような『共用型』に改められるということ。

 どうせならサービスを統合してしまった方がわかりやすいわけだが、それだとアクセス端末が制限されるPPPoE方式を採用したNTT東西のフレッツ・スポットに統合されかねないので、私的には今回の落としどころは悪くない、いや、却って良かったのではないか、と思っている。

 どれだけのスポットが共有化されるのかはまだ不明だが、これで、関西では無視できないくらい増殖しているフレッツ・スポット【NTT西日本】をドコモMzone方式で利用できるようになれば、PPPoEに対応していないPalm OSマシンでも新たにアクセスできるようになる。既存のクリエの延命もはかれ、なおかつ西日本在住ユーザの無線LANサービスの利便性も大きく向上するだろう。

 今回のリリースでは、NTTコムのホットスポットが参加していないのが気になる点。条件面での折り合いがつかなかったのかもしれないが、今回の話は資本のやりとりが直接絡んでいるから参加していないとも考えられる。また、唯一IEEE802.11aを提供していることで、11aの電波法施行規則等の一部改正問題を抱えていることが嫌われたという可能性もあるだろう。11aのJ52→W52への移行は、クライアント側の対応問題もあるので、その時期は非常に微妙な問題。この問題を片づけてから参加ということも考えられる。

 さらに言えば、ホットスポットが直接提供しているスポットは現在1110施設。これに地下鉄系が183駅、エキLANスポットが19駅、空港が少々で、合計1300強。これだけの数があれば、今回の共有化グループに直接参加しなくても単独で相互ローミングという形をとるという手もある。まぁ、この辺も近々にリリースが出てくるかもしれないが...

 さて、無線LAN倶楽部のサービス終了は、長いことユーザだっただけに少々悲しいものがあるのも事実。ただ、現行のPDAをメインのアクセス端末に設定したコンセプトを考えると、終了は致し方なしというのが正直なところだ。PDA的な『巡回』というコンセプト自体は、MzoneのM1000向けサービスとして受け継がれているし、Mzone方式さえ残れば多くのPDAで今後も利用可能だ(Mzoneのサポートには各種PDAの検証機があるらしい。クリエはUX50という話)から、ちょっと安心だったりする。

2005 07 12 [無線乱斬] | 固定リンク

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