NTTコムのホットスポット、共用化を前向きに検討

 『NTTグループ、無線LANスポットの共有化をアナウンス』に関する話の続き。今回のNTTグループのアクセスポイント共用化の話にNTTコムのホットスポットは参加していないが、BroadBand Watchの記事にあるNTT社長 和田紀夫氏のコメントでは『共用化を前向きに検討していく方向』とのことだ。

 前のエントリで、ホットスポットが共用化に参加していない理由をいくつか考察してみたが、東京ホットスポット情報館BBSで知った(つかななさん、Thanx.)IT Proの記事に『ホットスポットのサービスエリアで使用している機材が古く、複数ESS-IDを提供する共用型としては使えない』とのコメントがある。このあたりが真相のようだ。

 ところで、ホットスポットは『11aの電波法施行規則等の一部改正』により、使用チャンネルをJ52からW52/W53へ移行するとのアナウンスもしているが、これも初期から使用している設備では対応できない可能性があるので、どのみちこのタイミングで大規模な設備の更新が行われるのではないだろうか。

 しかし、ホットスポットは提供エリア数で先行してしまっていることが却って災いしそうだ。現在提供しているエリアのうち、地下鉄駅などの共用型アクセスポイントと空港などのローミング提携しているものを除いた、自身が独自に提供しているエリアは1110施設にも及ぶ(手元のデータ、7/10現在)。しかも、1つの施設に複数のアクセスポイントを設置しているところがそこそこあるので、実際に張り替えなければならないアクセスポイント数はかなりの数に上るだろう。となると、共用化と11aのチャンネル切り替えの2つのことを実現するまでには、相当の時間とコストがかかってしまうと思われる。

 ただ、手っ取り早く今回の共用化に相乗りする方法がないわけでもない。その方法は、Mzoneと相互にローミングを提供することである。NTT東西のフレッツ・スポットは接続にPPPoEを用いるが、Mzoneはホットスポットと同じく、ESS-ID/WEPキーによる認証とウェブブラウザでのID/パスワード認証をログイン方法として採用している。ホットスポット、Mzoneともに、他社に対して既にローミングを提供しているので、システム上の問題はないはず。やる気があれば、すぐにでも実現できるはずだ。

 まぁ、これには全く問題がないわけではなくて、(1)仮にホットスポットの古い機材の張り替えが完了し、共用型アクセスポイントの準備が整ったときにどうするか?という話と、(2)単なるローミングではPPPoE方式を用いるフレッツ・スポットのユーザがホットスポットのエリアでは使えない→Mzoneとホットスポットのユーザのみに旨味のある話...という2つの課題がある。このあたり、NTTドコモやNTTコムがどんなアプローチをしてくるか、大いに注目したい。

2005 07 14 [無線乱斬] | 固定リンク

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