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2代目『京ぽん』に望むこと

 memn0ck.com - blogで、京セラ『WX310K』にBluetoothが搭載され、新型AIR-EDGE PHONEではないかという話題が出ている。となると、AH-K3002Vは単なるマイナーチェンジで、本命はこちらかという話になるわけだが、いずれにしても後継機の登場が秒読み段階に入っているのは間違いない。

 ところで、私が2代目京ぽんに期待しているのは、今のポテンシャルを生かしたまま、以下の3つの要求をこなしてくれればという程度である。

(1)通話定額だからこそハンズフリーを→Bluetoothハンズフリー対応
(2)せっかくのメール定額も日本語入力が×→より良い日本語入力環境
(3)撮即メールをもっと高画質で→カメラ性能のアップ

 もちろんこれ以外にも、『もっさり』をもうちょっとどうにかして欲しいとか、メモリカードスロットを搭載して欲しいとかいろいろあるが、この3つが実現されれば、ウィルコムの特徴を活かしたメインストリームの端末としては、かなり良い線行くと思う。

 ます(1)の話。ウィルコム定額コース登場以降、私もご多分に漏れず通話時間が伸びている。しかし、長時間通話にはやっぱりハンズフリーが欲しい。受話器を耳に当てていると手が疲れるし、パソコンに向かっているときはキーボードだって打ちたい。このあたり、ウィルコムもわかっているようで、WX310KはHFPに対応しているらしい。ハンズフリーを名目としてAIR-EDGE PHONEにBluetoothが載りさえすれば、イマイチ取り合わせの悪かった旧来型PDAとの連携も改善されるはず。『通話定額』が国内でBluetoothが普及するトリガーになってくれるなら、ウィルコムの功績も大きい。

 とはいえ、ハンズフリー(HFP)とダイヤルアップネットワーク(DUN)以外は期待薄。例えばBIP。京ぽん同士で写真をやりとりなんてのもBluetoothで出来るだろうが、メール定額な京ぽんなら、メールすれば済んでしまう。確かに通信速度が異なるが、筋道を複雑にするよりは、何でもメールでこなすというシンプルな操作性の方が、いまのウィルコムには必要とされるはず。

 次に(2)の話。京ぽんの日本語入力環境は、明らかに今どきのケータイと比べると劣っている。まず、変換辞書がだめなのと、予測変換が更なる『もっさり』とのトレードオフというのもいただけない。せっかくメール定額なのだから、気持ちよくメールを打ちまくれる入力環境は必要不可欠だ。

 最後に(3)の話。メール定額の恩恵をもっとも受けるのは、やはり添付ファイル。テキストのみのメールでは、送受信しまくってもたいしてパケ代もかからない。しかし、写メとか動画メールとなれば、定額の威力は増してくる。

 京ぽんの撮即メールは、メモリカードが搭載されておらず、内蔵メモリ容量がが小さい、いわば苦肉の策的な機能。しかし、もしカメラが高機能であったなら、撮った写真をすぐに自分のパソコンのアドレスに届けられるというのは、意外にも便利な機能である。もし、京ぽんのカメラが100万画素くらいあればなぁと思うこともしばしば。メール定額を活かすために、カメラの性能アップは必要な要素だ。

 さて、来週はいよいよWILLCOMフォーラム2005(大阪)が開催される。関西行との日取りが近かったので、少し旅程を延ばして参加してくることにしました。同日には、ドコモやauも東京で新機種の発表を控えているらしいので、予定を変更してでも、そんな話題を一掃するようなエサが蒔かれることを大いに期待しております(笑)

 久々にレポートできそうなら、しようかなと。

2005 07 30 [携帯電話・PHS] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

無線LANスポットでPSP[Firmware ver.2.00]を試す(2)

 Accessから、PSPにNetFrontを提供とのプレスリリース

 昨日指摘したが、まぁ、順当な結果。ただ、搭載されているのがNetFrontであるということは、PDA等で経験している問題が含まれている可能性があるということにほかならない。現に、いくつかのページを表示させようとしたとき『メモリ不足』のアラートが表示され、すべてが表示できないというサイトがいくつか見られた。モバイルポイントの以下のURLなどは、とてもページサイズが大きいとも思えないのにこのアラートが出る。
http://www.japan-telecom.co.jp/business/wlan/index.html
http://www.japan-telecom.co.jp/business/wlan/area_list/index.html

 まぁ、このあたりはクリエと違って、今後のファームウェアのバージョンアップにてブラウザを修正することも出来るし、じきに改善されていくんだろう。クリエとかでもこういう『当たり前のこと』をふつうにやってもらえば、もうちょっと違った結果が出てきたとも思うんだが...

 ただ、個人的には搭載するブラウザはNetFrontよりもOperaの方がいいんじゃないかとも思うんだよなぁ。NetFrontはJavaScriptの解釈がイマイチだし、未だにメモリ不足で表示が出来ないことがあるなんて...

 さて、次はインターネットブラウザの操作性の話。だいたいの操作法は、△メニューから[ヘルプ]を呼び出せば、そこに書いてある。□+L/Rでタブの切り替え、□+↑/↓で1画面スクロール、□+アナログボタンでスムーズなスクロール、○の長押しで新しいタブでリンクを開くなどなど。
 この中で『1画面スクロール』は、きっちり1画面分のスクロールなのでスクロール前の最下行がスクロール後の最上行になったりはしない。これだと、スクロール後にどこまで読んでいたかがわからなくなったりするので、使い勝手はイマイチだ。PDA等のドキュメントリーダ、ブックビューワなどでの経験が全然生かされておらず、これでは今までクリエで何をやってきたのか?ともいいたくもなる。
 また、スクロールの操作すらボタンのコンビネーション操作になっていることで『片手』での操作は残念ながら考慮されていない。まぁ、ゲームだし、両手持ちで使うことを前提としたサイズなので、これはこれでいいのかもしれないが...

 無線LANスポット関係のチェックは、無線LAN倶楽部でも問題ないことを確認。ホットスポットは問題ないようなので、ウェブ認証タイプでの残りは、BizPortalとeoスポットね。PPPoEタイプは、仕方ないからフレッツ・スポット(NTT東日本)に申し込むことにした。NTT東のフレッツ・スポットは、半分以上が無線LAN倶楽部のエリアとかぶるし、すでにMzoneともかぶっているのではっきり言ってまったく役に立たないが、NTT西の方は一度PSPのMACアドレスを変更すると、元に戻すのに再度2100円取られるのがさすがに頭にくるので...このあたり、いい加減MACアドレス制限は再検討をしてもらいたいよ!>NTT東西。

2005 07 29 [PSP] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

無線LANスポットでPSP[Firmware ver.2.00]を試す(1)

 PSPでの無線LANスポット利用といえば、以前から簡易ウェブブラウザを独自に搭載したゲームディスクを所有していればアクセスできることが報告されていたが、昨日公開されたファームウェア ver.2.00にアップデートすることで、PSPの標準機能として無線LANスポットでのインターネットアクセスが仕様上は「可能」となった。とはいえ、組込型OSを搭載したモバイル機器の場合、ブラウザの仕様や能力によっていろいろあるのは過去にイヤと言うほど味わっている。しばらくの間は、無線LANスポット利用時に併せて使ってみたいと思う。

 さて、PSPでの無線LANスポット利用。既に昨晩~今朝にかけていくつかのスポットで使ってみたが、結論から言えば『結構使えるな!』というのが率直な感想だ。ただ、その文字入力機能の貧弱さから、ウェブ認証方式を採用したスポットでのログイン操作で、ID/パスワードの入力に時間を要してしまう。これでは、スマートにさっと使い始めるというわけにはいかない感じなので、解決策がないか模索したい。

 また、ブラウザの能力。表示モードの名称に『ジャストフィット』や『スマートフィット』とあるように、Access製ブラウザの香りがする。実際、これらの表示モードは、画面の横のサイズにフィッティングして表示(ジャストフィットモード)したり、表組みを一部分解して横並びのセルのレイアウトを縦に並び直す(スマートフィットモード)など、PDAに搭載されているNetFrontに近い挙動でウェブサイトを表示する。

 ただ、これらのデバイスと決定的に異なるのは、スケーラブルフォントが採用されている点。縮小されすぎるとフォントがつぶれて可読性は落ちるが、流し読み程度ならこれくらいつぶれていてもさほど問題にはならない感じ。イメージとしては、京ぽんで50~80%程度に縮小して使っているのと似た感覚なので、だから違和感がないのかもしれないが...

 その他、ブックマークに登録した情報は、メモリースティックDUOの[\PSP\SYSTEM\BROWSER]のディレクトリにある『bookmarks.html』ファイルに格納されている。このファイルのソースを見ると『弄んな!』って書いてあるけど、適当に編集すれば、ブックマーク入力が楽になるかも(まだ試してません)。逆に言えば、メモリースティックDUOを差していないとブックマークの登録/編集/利用が出来ない。

 とりあえず、利用できることを確認したのは、ドコモ公衆無線LANサービス(Mzone、mopera U+U公衆無線LANコース)モバイルポイントYahoo!BBモバイルの3サービス。他のところも、ウェブ認証タイプなら問題はなさそうな感じ。PPPoEタイプは、わざわざ登録MACアドレスを変えて(NTT東西との変更するたびに工事費2100円の請求あり。しかも工事は即日でなく日数もかかる)チェックするのもあれなので、アタックはしないけど...

2005 07 28 [PSP] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

走行中のネット接続も実現! つくばエクスプレスの無線LANサービス

つくばエクスプレス列車内・駅構内での無線LAN利用環境の整備について(つくばエクスプレス公式PDFNTT-BP

 駅のスポット化について真新しさはないが、最高時速130kmで走行中の電車内でもインターネットに接続できるというのは斬新で、魅力的なポイントだ。無線LANの場合、移動(特に高速な)によるアクセスポイントの切り替えにいろいろな問題があるわけだが、つくばエクスプレスでは、駅プラットホームの両端に狭指向性のハイゲインアンテナを設置、先頭/最後尾車両に搭載したアンテナで受信することで、駅両端1kmでも通信可能とした。さらに、モバイルIPに対応したクライアント機材を電車に設置して、その下流にさらにアクセスポイントを設置することで、車内ではクライアント端末に依存しない(多くの機器で利用可能)、途切れない接続環境を実現している。

 実のところ、この後半部分のモバイルIPの使い方に関するアイデアは、MISのGenuineが頓挫した頃に仙台方面の某A氏と雑談ながら話したことがあるんだけど、指向性アンテナで駅両端をカバーっていうのは、ちょっと思いつかなかったなぁ...まぁ、この手法は、つくばエクスプレスの路線形が『限りなく直線に近い』からこそ実現できたわけで、既存の鉄道のように適度に左右にカーブがあるような「クネクネ」した線形の路線には使えない。

 とはいえ、比較的直線部分の多い新幹線(当然中継局は必要だが..)や、JR中央線の東中野~立川のように、直線的な線形の路線は他にもいくつかある。恐らく、それほどコストもかからないと思うので、ライバルに対しては「競争本能むき出し」になることが多々ある、JR東日本の対抗意識に期待したいところだ。

2005 07 16 [無線乱斬] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

NTTコムのホットスポット、共用化を前向きに検討

 『NTTグループ、無線LANスポットの共有化をアナウンス』に関する話の続き。今回のNTTグループのアクセスポイント共用化の話にNTTコムのホットスポットは参加していないが、BroadBand Watchの記事にあるNTT社長 和田紀夫氏のコメントでは『共用化を前向きに検討していく方向』とのことだ。

 前のエントリで、ホットスポットが共用化に参加していない理由をいくつか考察してみたが、東京ホットスポット情報館BBSで知った(つかななさん、Thanx.)IT Proの記事に『ホットスポットのサービスエリアで使用している機材が古く、複数ESS-IDを提供する共用型としては使えない』とのコメントがある。このあたりが真相のようだ。

 ところで、ホットスポットは『11aの電波法施行規則等の一部改正』により、使用チャンネルをJ52からW52/W53へ移行するとのアナウンスもしているが、これも初期から使用している設備では対応できない可能性があるので、どのみちこのタイミングで大規模な設備の更新が行われるのではないだろうか。

 しかし、ホットスポットは提供エリア数で先行してしまっていることが却って災いしそうだ。現在提供しているエリアのうち、地下鉄駅などの共用型アクセスポイントと空港などのローミング提携しているものを除いた、自身が独自に提供しているエリアは1110施設にも及ぶ(手元のデータ、7/10現在)。しかも、1つの施設に複数のアクセスポイントを設置しているところがそこそこあるので、実際に張り替えなければならないアクセスポイント数はかなりの数に上るだろう。となると、共用化と11aのチャンネル切り替えの2つのことを実現するまでには、相当の時間とコストがかかってしまうと思われる。

 ただ、手っ取り早く今回の共用化に相乗りする方法がないわけでもない。その方法は、Mzoneと相互にローミングを提供することである。NTT東西のフレッツ・スポットは接続にPPPoEを用いるが、Mzoneはホットスポットと同じく、ESS-ID/WEPキーによる認証とウェブブラウザでのID/パスワード認証をログイン方法として採用している。ホットスポット、Mzoneともに、他社に対して既にローミングを提供しているので、システム上の問題はないはず。やる気があれば、すぐにでも実現できるはずだ。

 まぁ、これには全く問題がないわけではなくて、(1)仮にホットスポットの古い機材の張り替えが完了し、共用型アクセスポイントの準備が整ったときにどうするか?という話と、(2)単なるローミングではPPPoE方式を用いるフレッツ・スポットのユーザがホットスポットのエリアでは使えない→Mzoneとホットスポットのユーザのみに旨味のある話...という2つの課題がある。このあたり、NTTドコモやNTTコムがどんなアプローチをしてくるか、大いに注目したい。

2005 07 14 [無線乱斬] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

ドコモMzone、さっそく首都圏私鉄71駅へ拡大

 昨日のNTT系 無線LANサービスのアクセスポイント共有化の話を踏まえて、NTTドコモMzoneはさっそくエリアを拡大する。

公衆無線LANサービスのご利用可能エリアを拡大(NTTドコモ報道発表資料) -首都圏私鉄71駅へ拡大-

 拡大されるのは、今まで無線LAN倶楽部で提供されていた首都圏私鉄の71駅で、自前で提供していた私鉄のエリアのすべてである。提供開始日は7月15日(金)。内訳は、京王電鉄11駅、京浜急行14駅、相模鉄道6駅、西武鉄道4駅、東急電鉄16駅、東武鉄道12駅、横浜市営地下鉄8駅。詳細は以下。

【京王電鉄】新宿駅、初台駅、笹塚駅、明大前駅、調布駅、府中駅、聖蹟桜ヶ丘駅、京王八王子駅、京王多摩センター駅、渋谷駅、吉祥寺駅

【京浜急行】品川駅、青物横丁駅、京急蒲田駅、京急川崎駅、京急鶴見駅、横浜駅、上大岡駅、金沢文庫駅、追浜駅、横須賀中央駅、京急久里浜駅、YRP野比駅、羽田空港駅、浦賀駅

【相模鉄道】横浜駅、二俣川駅、緑園都市駅、大和駅、湘南台駅、海老名駅

【西武鉄道】池袋駅、練馬駅、石神井公園駅、所沢駅

【東急電鉄】渋谷駅、中目黒駅、自由が丘駅、武蔵小杉駅、日吉駅、菊名駅、横浜駅、二子玉川駅、溝の口駅、鷺沼駅、たまプラーザ駅、あざみ野駅、青葉台駅、長津田駅、中央林間駅、目黒駅

【東武鉄道】浅草駅、北千住駅、新越谷駅、春日部駅、池袋駅、和光市駅、朝霞台駅、川越駅、志木駅、大宮駅、柏駅、船橋駅

【横浜市営地下鉄】あざみ野駅、新横浜駅、横浜駅、桜木町駅、関内駅、上大岡駅、戸塚駅、湘南台駅

 これらの71駅のうちの55駅は、この半年間の間にフレッツ・スポット【NTT東日本】向けにも提供されたエリアで、恐らくそのときにアクセスポイントを共用型に張り替えたのではないかと予想される。だからこそ、いち早くMzoneでも共用できるようにできたのだろう。準備が出来しだい、フレッツ・スポット【NTT西日本】からもエリア拡大のアナウンスがあるかもしれない。

 それにしても、今回の拡大で、今後は鉄道駅系は当面、ドコモMzoneがもっとも適した感じになった。NTTコムのホットスポットも、合流が遅れると結構ユーザがMzoneに流れるかも...

2005 07 13 [無線乱斬] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

無線LAN倶楽部のユーザ数『約5000人』が示す意味

 昨日アナウンスされた、NTT系 無線LANサービスのアクセスポイント共有化の話。これに関連して多数のニュースが書かれているが、この中で私にとっては衝撃的な内容が1つあった。それは、

NTTグループ、無線LANを一部統合「無線LAN倶楽部」は終了(ITmedia

に掲載されていた各サービスのアクセスポイント数とユーザ数のデータである。この記事によれば、無線LAN倶楽部のユーザ数は、わずかに5000人しかいないとのことだ。

 無線LAN倶楽部は、首都圏の私鉄のターミナル駅を中心にアクセスポイントを設置し、ローミング提携したモバイルポイントもJRの駅が主なエリアである。共用型では、東京メトロのほぼ全駅と都営地下鉄の一部を網羅。つまり、提供されているエリアの大部分は座って使える場所ではなく、基本的にPDA等のモバイル端末でのアクセスを想定している。いや、もちろんベンチに座れればノートパソコンを広げることはできるし、人によっては立ったままノートパソコンを操作できるという人もいるかもしれない。しかし、それは『私』も含めて極わずかな人だけだろう。

 つまり、現在の状況で無線LANサービスを考えたとき、『駅』という非常に重要なポイントを中心にアクセスポイントを設置しても、ユーザ数はそんなに期待できないのかもしれない。そして、残念ながらPDAを使ってアクセスする人は、現状こんなにも少ない、あるいは、少なくなってしまったということを端的に表しているのだと思う。

 無線LAN倶楽部でこんな感じでは、恐らく建物内ではよほど恵まれた場所(アクセスポイント近傍の建物窓側とか)でないと使い物にならないであろう、D-cubicなんかも前途多難なような気がしてきた。D-cubicについては、サービスが正式にスタートする10月までに、まだ隠し球(自前で立ったままでも使える魅力的なモバイル端末を用意するとか)があるような気もするので何ともいえないが...屋外でも(立ったまま)ノートパソコンで使ってもらえると本気で思っているなら、無線LAN倶楽部の二の舞になりかねないだろう。

 なお、蛇足だが、この記事では無線LAN倶楽部のエリアは『約1200カ所』とあるが、実際はそんなにない。手元のデータによれば、自前設置の私鉄駅とその周辺エリアで109カ所、東京メトロが164駅、都営地下鉄が19駅、ローミング先のBizPortalが12カ所、同じくモバイルポイントの自前設置が107カ所、モバイルポイントユーザが利用できるエキLANスポットが19駅。つまり、合計しても430カ所でしかない。もっとも、実際に駅には複数のアクセスポイントが設置されているので、それをカウントしているのかもしれないが...

2005 07 13 [無線乱斬] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

NTTグループ、無線LANスポットの共有化をアナウンス ~無線LAN倶楽部は12月にサービス終了~

公衆無線LAN基地局の効率的な構築、運用及び利用に関する合意について(公式リリース:NTTドコモNTT東日本NTT西日本NTT-BP

 あくまで『サービスの統合』ではなく『共有化』というのがポイント。無線LAN倶楽部は本年12月を目処にサービスを終了する(新規申込み受付は7月31日で終了)が、その他のドコモMzone【NTT西日本】フレッツ・スポット【NTT東日本】フレッツ・スポットの3サービスは今後も今まで通り継続する。要は、この3サービスの一部と現無線LANスポットの全部のアクセスポイントが、東京メトロやエキLANスポットのような『共用型』に改められるということ。

 どうせならサービスを統合してしまった方がわかりやすいわけだが、それだとアクセス端末が制限されるPPPoE方式を採用したNTT東西のフレッツ・スポットに統合されかねないので、私的には今回の落としどころは悪くない、いや、却って良かったのではないか、と思っている。

 どれだけのスポットが共有化されるのかはまだ不明だが、これで、関西では無視できないくらい増殖しているフレッツ・スポット【NTT西日本】をドコモMzone方式で利用できるようになれば、PPPoEに対応していないPalm OSマシンでも新たにアクセスできるようになる。既存のクリエの延命もはかれ、なおかつ西日本在住ユーザの無線LANサービスの利便性も大きく向上するだろう。

 今回のリリースでは、NTTコムのホットスポットが参加していないのが気になる点。条件面での折り合いがつかなかったのかもしれないが、今回の話は資本のやりとりが直接絡んでいるから参加していないとも考えられる。また、唯一IEEE802.11aを提供していることで、11aの電波法施行規則等の一部改正問題を抱えていることが嫌われたという可能性もあるだろう。11aのJ52→W52への移行は、クライアント側の対応問題もあるので、その時期は非常に微妙な問題。この問題を片づけてから参加ということも考えられる。

 さらに言えば、ホットスポットが直接提供しているスポットは現在1110施設。これに地下鉄系が183駅、エキLANスポットが19駅、空港が少々で、合計1300強。これだけの数があれば、今回の共有化グループに直接参加しなくても単独で相互ローミングという形をとるという手もある。まぁ、この辺も近々にリリースが出てくるかもしれないが...

 さて、無線LAN倶楽部のサービス終了は、長いことユーザだっただけに少々悲しいものがあるのも事実。ただ、現行のPDAをメインのアクセス端末に設定したコンセプトを考えると、終了は致し方なしというのが正直なところだ。PDA的な『巡回』というコンセプト自体は、MzoneのM1000向けサービスとして受け継がれているし、Mzone方式さえ残れば多くのPDAで今後も利用可能だ(Mzoneのサポートには各種PDAの検証機があるらしい。クリエはUX50という話)から、ちょっと安心だったりする。

2005 07 12 [無線乱斬] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

Yahoo!BBモバイル、いよいよ商用化か?

 ライブドアが屋外型公衆無線LANサービス『D-cubic』のスタートをアナウンスしてから、公衆無線LANサービス関連のニュースがかなり増えている。いろいろと『仕込み』が忙しくてフォローできていない状況なんだけど、順々に取り上げていきたい。まずは、Yahoo!BBモバイルの話題から。

公衆無線LANサービス「Yahoo! BBモバイル」の試験サービス終了について(公式リリース)

YahooBB001 2002年5月から行われていたYahoo!BBモバイルの試験サービスが10月2日に終了。せっかくLoginDAがYahoo!BBモバイルに対応してくださったばかりだというのに、ちょっとタイミングが悪いのだが...

 リリース文には、『今後も引き続き公衆無線LANサービスを提供していくため、当試験サービスの結果を検証した上で、新たな商用サービスを開始する予定です。』とあるので、無料の試験サービスからついに有料サービスへの移行が行われると考えるのが自然だ。だが、サービス名は変えてくるかもしれない。というか、ここでいったんYahoo!BBモバイルはリセットして、公衆無線LANのリソースを日本テレコム配下の『モバイルポイント』に集約という可能性も捨てがたい。

 根拠としては2つあって、一つは、本日付でリリースが出てきた『無線LAN倶楽部』の事実上の解体。無線LAN倶楽部というサービスがなくなってしまうと、モバイルポイント利用者がNTT系共用型スポット(東京メトロ、都営地下鉄、私鉄ターミナル駅など)にローミングする術がなくなってしまう。そうなると、モバイルポイントはJR東日本系のスポットのみしか残らず利用価値が大幅に落ちるので、いっそ辞めてしまうか、大規模なてこ入れ(例えば、現Yahoo!BBモバイルのスポットをすべてモバイルポイントに移行するとか)を行う必要に迫られるだろう。仮に、現Yahoo!BBモバイルのスポットをすべて統合すれば、マクドナルドの準備中のスポットを含めて3000~5000カ所くらいのエリアはすぐに確保できそうに思う。NTTグループの統合サービスが、2006年度中に全国に7000カ所という話なので、これなら新たに対等的なローミングを行うことも可能だろう。となれば、都市部中心に全国に1万件以上! 数的には悪くはない。

 もう一つは、家庭向けBBサービスの料金コース『無線LANパック』の存在。無線LANパック契約者には、Yahoo!BBモバイルを無料で提供する触れ込みで利用者を獲得してきたものの、今ではその利用者は数十~100万程度ともいわれている。これだけの数のユーザに無料で使わせるのは、設備投資の割にちょっともったいなくはないのか?という考えが浮かんでもおかしくない。信義には反するだろうが、無料といっていたのは『Yahoo!BBモバイル』であって『モバイルポイント』ではないから、サービス名称を変更。あり得る話だ。また、無線LAN機器の価格低下で、リース型な無線LANパック自体の魅力も下がってきており、ここいらで料金プランの整理統合、あるいは改変を行うなんてのもありそうな話。まぁ、既存の無線LANパック利用者には、モバイルポイントへの優待価格を用意し、無線LANパックの付加価格を値下げすれば、そう問題にもなるまい。

 ところで、興味深いのは、10月という日付。山手線内の8割をカバーして525円という『D-cubic』を意識しているのは間違いない。もし、ソフトバンクが対抗意識を燃やしまくって『D-cubic』並の料金で有料化してくるとすれば、D-cubic以上に有用なサービスになる可能性すらある。

 ん? D-cubicは山手線内の約8割を面でカバーするのだから、いくらスポット数が多くても店舗型スポットが多くてもそれらをすべてカバーしてしまうのではないのか? なら、D-cubicだけ契約すればいいのでは? ふつうはそう考えてしまうかもしれないが、屋外設置型のアクセスポイントをベースとしたサービスっていうのは、そんなに甘くはないのだ...(D-cubicの記事につづく)

2005 07 12 [無線乱斬] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

久しぶりに美味しかった秋葉 2005年7月2日(土)

 どうも、最近の秋葉はイマイチな気がして、仕事以外ではずいぶんと足も遠のいてしまっているのだが、今日はなかなか弾けていて収穫も大きかった(^-^;)

ドスパラ アキバ店
・アイ・オー・データ HDMX-U40 ¥9980(AKIBA PC Hotline!

 AKIBA PC Hotline!に掲載されていたのを見て、思わず仕事場から駆けつけて購入。HDMX-U40は、1.8inch 40GB HDDが搭載された外付けハードディスクで、中身はHGST製のHTC424040F9AT00(バラして確認済み。USB接続ではデバイスマネージャで『I-O DATA HDMX-U USB Device』と表示)。

 3.3V駆動のHDDしか使えないLet's note CF-Rシリーズのハードディスクが逝ってしまったときにも流用できそうなので、レッツラーには結構いいアイテムでしょう。そもそも『HTC424040F9AT00』のベアドライブ最安値ですら1万5千円前後ですから、この値段だったら、かなりいいかなと。私の購入した時点で、残数10個程度。売り場はB1です。

あきばお~禄號店
・ソニー MSX-M1GS ¥11799

 『MSX-M1GS』はソニー純正の1GB容量のメモリースティックPRO DUO。転送速度が低速とは言え、High Speed規格に対応していないPSPやCLIEで使うには、まず高容量・低価格が大事。恐らく、現時点では国内最安値でしょうね。

 実は先日、Sparco.comからSANDISKの『1GB MEMORY STICK PRO DUO GAMING CARD-YELLOW』を2枚購入したんだけど、1ヶ月半待たされたあげくに発注時より円安に振れてしまって...↑このくらいで出てくるなら、もうちょっと待ってれば良かったなとちょっと後悔...

あきばお~弐號店
・ハギワラシスコム HPC-SD1GT ¥7799
・Maxell DR47STB.10SP ¥579

 『HPC-SD1GT』は東芝製の1GB SDメモリカード。SD-Audio/Video用に使うも良し、デジカメで使うも良し。低速とは言え、国内メーカー品がこの値段というのは、なかなかGood!

 『DR47STB.10SP』は、ノンプリンタブル、1-4x DVD-Rの10枚スピンドルケース入り。週末限定特価。マクセル純正の国産メディアが10枚600円を切っているわけだから、そりゃ安い!
 同じメディアは、正月に調達してすでに50枚以上焼いているけど、信頼性もなかなか。4倍速までしか対応していないDVDレコーダーで使うのがメインの用途なら、大人買いのチャンスです(笑)

2005 07 02 [街レポ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『Login DA』(その4)Yahoo!BBモバイルのログイン認証に対応

 以前、このサイトでも紹介した、Palm OS用の公衆無線LANサービス・ログインツール『Login DA』がバージョンアップ。新たに、Yahoo!BBモバイルのログイン処理に対応している。Yahoo!BBモバイルのログイン手順は他のサービスと異なるので、ISP設定の7番目がYahoo!BBモバイル専用の『Y!BB』となり、この項目にログインIDとパスワードを入力して『OK』とすれば、ログイン処理が開始される。

 今朝、UX50で実際に使用してみたが、特に問題なく動作しログインできた。他のサービス(無線LAN倶楽部モバイルポイント、Mzone改めドコモ公衆無線LANサービスホットスポット)を利用するときはLogin DAを使っていたのに、Yahoo!BBモバイルを使うときだけNetFrontを起動して...という感じで煩雑さすら感じていたので、これからはますます重宝させていただくことになりそうだ。

 なお、以前書いたように、Login DAでログインすると、ログアウトするときはあらかじめ控えておいたログアウトページのURLを呼び出さないとログアウト処理できないという注意事項があったが、現在のYahoo!BBモバイルには『ログアウト』の概念自体がない。複数端末でも一度ログインしてしまえば、同時に無線LAN接続を利用できるし、二重ログインでエラーになることもない。だから、Yahoo!BBモバイルにLogin DAでログインするときに限っては、この注意事項を気にする必要はない。

 ところで、Yahoo!BBモバイルのログイン手順は、ログインID→パスワードを2段階にページをたどって入力するか、以前ログインしたときのCookieを元にパスワードのみを入力する1段階で入力するかの二通りのケースがある。これは、他の公衆無線LANサービスのような「ログインIDとパスワードを同一ページで入力し、ポストする方法」とは異なるので、正直Login DAのYahoo!BBモバイル対応は難しいのではないかと思っていただけに、今回のバージョンアップは非常にありがたい。

 また、この時期にバージョンアップし、開発が継続しているということは、7月より試験サービスが始まるライブドアの『D-cubic』への対応も期待せずにはいられない。D-cubicは、無線LANセキュリティに関してはESS-IDとWEPのみ、サービス認証はウェブブラウザによるID/パスワード認証であると発表されている。これなら、ホットスポットや無線LAN倶楽部と同じようにCLIE等のPalm OSマシンでも利用できるだろうし、Login DAの対応も期待していいのではないかと思う。ありがたく使わさせていただいている身分ではあるが、期待に胸をふくらませて待っていたいと思う。

【参考リンク】
・『Login DA』(その3)使用する時の注意事項
 http://vagabond.air-nifty.com/plat/2005/01/login_da_3.html
・面倒なログインの手間を省く『Login DA』(その2)
 http://vagabond.air-nifty.com/plat/2005/01/login_da_1.html
・面倒なログインの手間を省く『Login DA』
 http://vagabond.air-nifty.com/plat/2005/01/login_da.html

2005 07 01 [無線乱斬] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

『Palm OS専用』鉄道路線図シリーズ、公開を終了しました

 Palm/CLIE向けに提供していた鉄道路線図シリーズですが、若干余裕をみて本日8:00頃に公開終了といたしました。過去ログページ、および、データ一覧ページはそのまま残っておりますが、リンク先のデータはすでにアップロードされていませんので、ダウンロードすることはできません。あしからず、ご了承ください。

 今後は、先のエントリへのコメントで記載した通り、『Palm OS専用』ではなく、『機種に制約のない』、つまり、CLIE等のPalm OSマシンだけでなく、Windows Mobile端末でも、SLザウルスでも、Vodafone 702NKでも大手を振ってお使いいただけるものを順次公開していく予定でおります。

#↑の意味がよくわからない場合は、以前ダウンロードしたデータをお持ちでしたら、Read Me書類を熟読してみてください。以前公開していたものは、使用していたフォントの問題で、『Palm OS専用』とさせていただいておりました。

 昨日まで公開していた物量を提供するまでには少々お時間をいただくことになるとは思いますが、新しいデータも変わりなくご愛用いただけると、作者としてはこれ以上ないよろこびだと思っております。新データ公開のおりは、また、よろしくお願いいたします。

2005 07 01 [ポケット路線図] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック