Mzone[その1]MACアドレス認証はそろそろやめた方が...

 NTTドコモが提供する無線LANサービス『Mzone』。従来のスポット展開はカフェやホテルロビーが中心で、基本的にはNTTコミュニケーションズが提供するホットスポットと良く似ていると言えるかもしれない。しかし、ホットスポットと比べるとエリア数が少ない割に月額料金が高く、他社へのローミングも有料でやや高め(500円)となれば、今まではあまり利用者も多くなかったかもしれない。
 しかし、本日より一部を除く東京メトロ全165駅の駅構内でも利用できるようになり、駅と街のスポットの両方で使えるという点で注目される存在になってきた。ただ、あえてひとこと言わせてもらえば、今の利用形態のままでは恐らく多くの人が期待するであろう『駅では座れなくても使えるPDAで、カフェやホテルロビーではノートパソコンで』というように使い分けて利用するスタイルは実現できない。というのは、利用開始時に行う認証がブラウザによるID/パスワード入力による認証だけでなく、無線LAN機器のMACアドレスによる認証も行っているからだ。
 無線LAN機器には固有のMACアドレスが割り当てられていることは今さら語るべくもないと思うが、MzoneはMACアドレスを登録した機器でしか利用できないようになっている。この登録情報は『Mzone申し込みサイト』からの申し込みによりリアルタイムに変更することができるが、ここで重要なのは、インターネットに接続したいから無線LANスポットを利用したいのに、インターネット上からしか変更できない点である。Air H"等の他のデータ通信回線を併用していればそちらの回線で接続して変更の申し込みができるが、もっと気軽に多くの人に利用してもらうためには何らかの手を打つ必要があるだろう。モバイル通信手段がなくても変更できるようにするか、MACアドレスによる認証自体をやめてしまうか、いずれかの改善策を期待したい。
 無線LAN機器がまだ高価で珍しく、1枚のカードを複数のマシンで使い回していた頃はこのような問題は顕在化しなかっただろうが、近頃はパソコンもPDAも無線LAN機能が内蔵されるのが当たり前。事業者側も時代に合わせて利便性の改善をしていただきたいものだ。

2004 12 28 [無線乱斬] | 固定リンク

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