有機EL対応のJR東京近郊路線図VZ v.2.0を公開

 東京近郊区間のJR路線図『JR東京近郊路線図 v.2.0』を元に、クリエPEG-VZ90で初めて搭載された「有機ELディスプレイ」に最適化した『JR東京近郊路線図VZ v.2.0』を公開しました。

 有機ELディスプレイは、バックライトからの光をカラーフィルターを透して表示する透過型液晶パネルとは異なり、素子自体が発光して色を表示します。そのため、「黒色(Black)」を表示するときが最も消費電力が低く、「白色(White)」を表示するときが最も消費電力が高くなるという特性があります。また、常に同じドットが発光することによって、特定の素子が選択的に劣化しやすいという欠点もあります。これらの欠点を顕在化させないため、VZ90には黒色を多用した「ソニー」というカラーテーマが追加され、デフォルトでこのテーマが採用されています。

 JR東京近郊路線図VZではこの趣旨に倣い、背景色を黒色(Black)、駅名等の文字色を白色(White)として、JR東京近郊路線図の配色を白黒反転させています。これにより、通常版利用時と比べて、路線図表示時のバッテリの消耗を抑えることができ、有機ELディスプレイの経年劣化の進行も抑えることができます...

sample-tokyojrvz.gif

...えっ、冗談が過ぎる? まぁ、半分は思いつきですが、結構まじめです(笑)

 VZ90に搭載された3.8型の有機ELディスプレイユニットは、恐らく原価レベルでも3万くらいするんじゃないかな。つまり、VZ90が通常のTFT液晶を搭載していれば、6万円そこそこで販売できたはず。いや、何もこの状況で無謀にも有機ELを搭載したことを責めているのではなく、それが良い悪いは別にして、それだけVZ90のAV/マルチメディア機能が鋭く尖っているということを言いたいだけです。

 つまるところ、有機ELパネルはVZ90の命みたいなものであって、VZ90に大枚をはたいて購入する人にとっては、この有機ELディスプレイはまさに『珠玉』にも値するものになるでしょう。ですから、1~2年そこそこで経年劣化が見られるようではとても納得できないでしょうし、この瑞々しいほどに美しい発色を少しでも長持ちさせたいと思うのもまた当然でしょう。

 というわけで、まずは手始めに、過去に最も需要の多かった「JR東京近郊路線図」を有機ELディスプレイに最適化して「VZ版」を別途リリースいたしました。今後、有機ELディスプレイの歩留まりが大幅に改善され、他のクリエにも積極的に採用されるようになるとか、VZ90がヒットを飛ばして増産されるとか(ま、この線はないか)、従来の半透過型液晶採用クリエでも黒が背景色のVZ版を使いたいという人が多いなど、ある程度の需要が確認できた場合には、他の路線図も順次「VZ版」を提供しようと思います。逆に、需要がないと判断できた場合は、これ以上のVZ化をする予定はありません。

2004 09 21 [ポケット路線図] | 固定リンク

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